ボランチ通信
令和元年 8月号
今年の夏も暑くなりそうです。熱中症などにはくれぐれも気を付けて、のどが渇く前に水分を摂って下さい。一緒にいる人が熱中症にかかった場合の応急処置は
- 風通しの良い日陰など、涼しいところへ移動する
- 衣服を緩めて体を冷やす(首回り、脇の下、足の付け根など)
- 水分、塩分や経口補水液などを補給する
自力で水が飲めない、意識がない状態の場合すぐに救急車を呼んで下さい。
デイサービス日和
6月15日(土)に予定していた長居植物園への外出はあいにくの雨天のため中止になりました。また改めて企画を考えたいと思います。
7月14日(日)にボランチ夏祭りを行いました。利用者さんだけでなく近隣の方にも来ていただき大盛況でした。
屋台を出しました!
フランクフルトやたこ焼き、焼き鳥などの出店も好評でいずれの店も昼過ぎには予定量を完売となりました。
かき氷もあり、輪投げ、サメ釣り、くじ引き、吹き矢、ヨーヨー釣り、などのゲームやも楽しんでいただき、皆様に祭りの気分を感じてもらえた1日となりました。
サメ釣りに挑戦中
焼き鳥は、ボランチのヘルパーさんが焼き鳥屋『やきとり 味よし』を始め、今回の祭りに協力して頂きました。
ヘルパーさんのお父さんが神奈川県川崎市幸区中幸町で『やきとり 味よし』を営業していて、連日大盛況です。そこの“たれ”を使った焼き鳥は大阪でも大好評です。現在『やきとり 味よし』は不定期で大正区泉尾1丁目31-16、現生一杯うちのご飯前で開店しています。
7月20日(土)に阿倍野防災センターに行きました。震災に対する避難訓練や日頃からの心がけの大切さ、消火器の使用方法などを学びました。
消火器練習中
阿倍野防災センターは4月にリニューアルされ、子供でも震災の恐ろしさや、心構えを学びやすくなっていました。
また、希望者は震度7の体験もできて、利用者さん、スタッフ共に有意義な体験ができました。
「須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」
車椅子の人や義足の人は砂浜を歩くのが難しいですが、長さ約80メートル、幅1.5メートル、厚さ4ミリの特殊なビーチマットを敷くことで、砂浜で歩みを進めることができます。しかも水陸両用アウトドア車椅子“ヒッポキャンプ”に乗って、波打ち際から海の中へも入れます。
代表の木戸俊介さんは広告代理店に勤務していた15年4月に交通事故にあい、脊髄損傷のため下半身が完全に麻痺し、車椅子生活を送ることに。16年、リハビリのために渡ったオーストラリアで「ビーチマット」に出会い、地元神戸でNPO法人を立ち上げました。
彼の思いに共感した仲間たちは、海の家のスタッフ、ライフセーバー、看護師、消防団、市役所職員など12人、それぞれが知識と経験を共有し、団体の活動が始まりました。「須磨を世界一のユニバーサルビーチに!」を目標に掲げて、2017年から活動を続けています。
彼の周りにはたくさんのボランティアと共に、車椅子のまま海水浴を楽しむ子供たち、義足でサーフィンを楽しむ男性などが集います。須磨を出発点として、この活動を全国のビーチに広げていきたいと思っています。
(令和元年6月21日の毎日新聞より)7月21日に参議院選挙があり、重度障害のある議員が二人誕生しました。
木村英子さんは生後8か月の時に重度障害を負い、幼少期のほとんどを施設と養護学校で育ちました。
舩後靖彦さんは42歳の時にALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されました。体中の筋肉が徐々に弱っていき、手足が麻痺し、話す事も食べる事も呼吸もできなくなり、胃ろう、呼吸器を付けました。
障害のある議員が誕生したことで、今後障害者に対する偏見が無くなっていき、障害のある人もない人も共に人格と個性を尊重しあいながら仲良く暮らしていける社会になることを願います。