ボランチ通信
平成30年4月号
一日のうちの温度変化が激しい時期です。風邪には気を付けてください。ちなみに4月から6月は全国的に平年より気温が高くなる予想だそうです。
桜が咲きました。造幣局の桜の通り抜けは4月11日(水)~4月17日(火)です。
当社ではこの4月1日から障がい者総合支援法に基づく相談支援事業も始めることになりました。
- 利用計画の作成
(計画相談支援・障害児相談支援)障害者(児)の自立した生活を支え、課題の解決やサービスの適切な利用に向けてきめ細かく支援する為に、サービス等利用計画の作成や計画の見直し(モニタリング)をします。
- 地域生活への移行に向けた支援
(地域移行支援、地域定着支援)- 入所施設や精神科病院等からの退所、退院に当って支援が必要な人に対し、地域生活への移行に向けた支援を行います
- 地域生活を継続していくためには支援が必要な人が地域生活を続けていけるよう、常時連絡を取れるようにし、緊急対応等の支援をしていきます。
- 一般的な相談をしたい場合
(障がい者相談支援)障害のある人等からの相談に応じ必要な情報の提供、障害福祉サービスの利用支援を行うほか、権利擁護のために必要な援助も行います。
以前生駒の白庭台に畑を借りていましたが、管理してくれていた方々の都合により使えなくなっていました。そこで新たに生駒の萩の台に畑を借りました。見晴らしのいい所です。
これから芋や野菜等植えて、皆さんで収穫に行きたいと思っています。近くではバーベキューもできますので、計画していきます。
デイサービス日和
2月3日(土)に節分の巻き寿司を作りました。皆さん自分の好みの具材を入れて、今年の恵方(南南東)を見ながらおいしく召し上がられていました。
巻き寿司作り
2月11日(日)には、バレンタインのお菓子作りをしました。チョコレートを型取り、スプレーで仕上げをしたり、ゼリーを好きな形に型取りしました。自分で作ったものは皆さん格別のおいしさのようでした。
チョコ作り
2月17日(土)には、たこ焼きづくりをしました。皆さんたこ焼き大好きなだけあって、手慣れた様子で作って、10~20個も召し上がっておられました。
たこ焼き作り
3月3日(土)にひな祭りをしました。ひな人形を飾り、皆さんでちらし寿司を作っておいしくいただきました。おかわりをした方が多数おられました。
3月17日(土)には阿倍野へ外出しました。阿倍野防災センターで地震体験や防災体験をしました。震災直後の街並みが再現され、希望者は震度7の揺れの体験もしました。それ以外にも地震直後の火災予防や初期消火訓練、119番の掛け方を学び、利用者さん、スタッフ共に本当に貴重な経験ができました。
消火訓練
壊れた街並み
もし火を使っている時に地震が起こった場合、すぐに火を消そうとするのではなく、まずテーブルの下に身を隠すなどして身の安全を最優先にします。揺れが収まってから落ち着いて火を消すようにした方がいいそうです。
震度7の揺れの体験
その後キューズモールへ移動し、フードコートで昼食にしました。皆さん、お好み焼きや寿司、うどんなど、思い思いの食事をされ、喜ばれていました。
フードコートで食事
2月21日に救命救急の講座があり、心肺蘇生法で心臓マッサージ(胸骨圧迫)とAEDの使い方を学びました。倒れて反応の無い人がいた場合、頭をそらせて気道の確保をして、呼吸の確認をします。息をしているかどうかを見分けるのに口を見たら駄目で、胸とお腹を見ます。もし息をしていなければ心臓マッサージを1分間に100回のテンポで行います。30回圧迫した後人工呼吸を2回します。人工呼吸がためらわれる場合は胸骨圧迫のみでも良いです。
気道確保
AEDは音声メッセージに従い行動します。パットは素肌に直接、心臓を挟むように鎖骨の下と脇腹に貼ります。素肌が濡れていたら拭いてから貼ります。
胸骨圧迫
物がのどにつかえた場合は咳をするよういいます。咳ができなければ手のひらで背中を強く叩きます。
子供の喉がつかえた時
止血には傷口をきれいなタオルで押さえます。止まらない場合、タオルは替えず、上からタオルを増やしていきます。使用イラスト(C)フリーメディカルイラスト図鑑
第63回青少年読書感想文コンクール 大阪府入賞 小学校高学年の部 特選 服部宏栄さん(交野市立星田小5年)の文章が素晴らしいので、紹介させて下さい
「障がい者ってかわいそうだね。」ぼくの何気ないつぶやきに母はいつもと変わらぬ口調で「あら、どうして?」と聞き返した。
ぼくはとまどった。母もぼくと同じ考えだと思っていたのに、そんな質問で返されるとは。
ぼくは、かわいそうと思った理由を考えた。障がいがあると生活していくのに、不自由だし不便だし大変だ。
なやむぼくの目を見て母は言った。「確かに大変かもしれないね。でも同じ人間だよ。」ぼくのむねが急にザワザワしてきた。なんだろう、このザワザワ。その答えをぼくは、この本の中で見つけた。
障がいを受け入れ、不安と戦いながらも、まだ見ぬ世界へちょう戦したいという気持ちと、その気持ちを支えたいという強い思いの共同作業。義肢装具士の臼井さんはあきらめない。自分の仕事にほこりと自信、そして責任と信念を持っている。
障がい者が障害を理由に、様々なことを断念したり、家に閉じこもることを臼井さんはおそれていた。生活をい持するだけでなく、生きる喜びや生きぬく力を支えたいという思い。その実現のための努力を臼井さんはおしまなかった。
自分以上に自分の事を考え、必死になってくれる臼井さんのそん在は何よりも強いエネルギーとなる。自分の可能性を信じ支えてくれる人のそん在は大きな結果を生み出す。
ぼくは母に「大丈夫」と言われると何でも出来る気がする。それは努力しているぼくを信じ理解している母からの言葉だからだ。
大丈夫は信らいに基づいて成立する。大丈夫には二つの意味がある。一つは努力してきたのだから必ず上手くいくという意味。
もう一つは努力してきたのだから結果がともなわなくても、後かいしたり、自分をはじたりする必要はなく、むねを張れというという意味。
努力は必ずしも実るとは限らない。結果よりか程が大切だと母は言う。臼井さんも結果ではなく、障がい者とか程を共にしていくことを大切にしているのだと思う。
ぼくはようち園の時、運動や団体行動が苦手で大声で話されるとパニックになる子と同じクラスだった。ぼく達はその子に話す時はやさしくおだやかな声で話しかけ、その子の出来るスピードにあわせた。その子には障がいがあったのかもしれない。
しかし、障がいがあるか無いかなど問題ではないし、気にする必要もなかった。ぼく達がその子の苦手なことを理解し、関わり方を少しだけ工夫すれば、その子はぼく達と同じだった。
障がいがあると不自由や生きづらさがあるかもしれない。しかし、かわいそうとはちがう。相手への思いやりとてき切な配りょがあればいいのだ。
そして、それは障がい者に限定されるものではない。障がい者が生きやすい社会はぼく達も生きやすい社会だ。
こ性をそん重し、不得意な部分をおぎない合い、共ぞん出来る社会の実現をぼくは強く願う。人を信じ自分を信じ、人に信らいされるぼくで在りたい。
そして、ぼくの「大丈夫」の一言で、可能性が広がる人をふやしたいと思う。
「転んでも、大丈夫 ぼくが義足を作る理由」臼井二美男/ポプラ社
(毎日新聞 平成30年1月16日掲載)
平昌オリンピック、パラリンピックが終わりました。パラリンピックでは障害のある人でも困難を乗り越えて素晴らしいパフォーマンスをしていて感動しました。
カーリング女子がオリンピックで銅メダルを獲得したことで、車椅子カーリングへの問い合わせも増えているそうです。車椅子の選手が健常者の大会に出ることはもちろん、健常者の愛好家が車椅子の交流大会に出場する例も増えているそうです。
また、車椅子バスケットでは健常者の人も選手として参加できる大会も増えています。このように障害の有る無しに関わらず、一緒に楽しめることがどんどん増えると良いですね。
4月から相談支援事業を始めるにあたり、
- 障害福祉事業の居宅介護、重度訪問介護、同行援護、移動支援
- 介護保険事業の訪問介護
上記の管理者が黒木から山川に変更になります。今後とも利用者さんのサービスの向上のために尽力していきますので、どうぞ宜しくお願い致します。
ヘルパーの大原承南さんが京都木津川マラソンで、完走しました!大原ヘルパーは60才からマラソンを始め、何度も完走しています。昨年はソウルから東京迄日韓の市民が共に歩く「21世紀の朝鮮通信使 日韓友情ウォーク」に参加し、総歩行距離1158㎞、(総移動距離1960㎞)を踏破しています。
3月31日(土)に近くの岩崎橋公園で花見をしました。今年は冬が大変寒かったので、きっと桜は遅いだろうと思い、当初4月7日に予定していましたが、急に暖かい日が続いたせいで開花がとても早かったので、急きょ日程変更しました。満開の桜の下で花見弁当を食べて楽しみました。
3月31日(土)花見の後、利用者、介助者総勢約20名でアミティ舞洲へ行き、春のキャンプを行いました。ボーリングや卓球、プールなどのスポーツをしたり、入浴や食事、宿泊を通して、皆さんとの交流を楽しみつつ、自立に向けての訓練をしました。
28日(土) | イオンモール大阪ドームへ外出 |
4月28日(土)に大阪ドーム前のイオンモールに外出し、買い物や外食を楽しむ予定です。よければ参加して下さい