ボランチ通信
平成30年10月号
9月4日の台風21号は今までにない大変な暴風が吹き、大きな被害がありました。被害にあわれた方々にはお見舞い申し上げます。
停電する家も多くありました。いざ停電すると、日頃の準備不足だったと感じた方もいたのではないでしょうか。停電した場合、自宅だけか、地域一帯かを確認します。地域一帯が停電した場合、電気製品のコンセントを抜くか、ブレーカーを落とします。通電した時に壊れてしまったり、火災をおこす可能性があるからです。
普段から懐中電灯を暗くてもわかりやすい所に置いておきます。蛍光テープを貼っておくと良いです。また、ヘッドランプがあると両手が使えて良いです。冷蔵庫は極力開け閉めの回数を減らします。
普段から保冷剤やペットボトルに水を入れて凍らせておいたものを入れて置いたり、冷凍庫にはある程度物を入れておく、冷蔵庫はあまり物を入れず、冷気が循環するようにしておいた方が良いようです。給電が再開されたら、電気機器やコードが損傷していないか、燃えやすいものが近くにないか、十分に確認してからブレーカーを戻してください。
また自宅が集合住宅の場合や、住宅団地の場合、停電が長期化すると水が止まる恐れがあります。これらの住宅地は、ポンプで屋上や給水塔へ水を引き上げて、そこから各戸建ての水道へ水を流しているからです。普段から水をためておきましょう。
鉄道会社は今回の台風21号に備えて前もって運休等しましたが、多くの自治体では前もっての避難所の開設がありませんでした。障害のある人などは前もって避難しておく方が良い場合があります。
その反省をふまえて9月30日に来る台風24号に対しては前もって避難場所を開設するようになっています。
デイサービス日和
9月9日(日)に予定していたエイサーまつりの見学は、台風通過による倒木の影響や雨天等により、残念ながら中止となりました。
千島公園のみならずいたるところで、倒木のため立ち入り禁止の看板や、規制線を見かけます。まだまだ電線が垂れ下がっていたり、屋根や看板が崩れ落ちそうな場所もあったりするので、皆様も決して危険な場所には立ち入らないように注意してください。
9月22日(土)にカレーライスを作りました。利用者さんに野菜の皮むきや、包丁で材料を切っていただき、各自でできることをスタッフと、協力しながら調理しました。『おいしい』とおかわりをされている人もいました。
障がい者差別解消法が平成28年4月から施行されています。役所や、会社やお店などの事業者が、障害のある人に対して、正当な理由なく、障害を理由として差別することを禁止しています。また、負担が重すぎない範囲で対応すること(役所は義務、事業者に対しては、対応に努めること)を求めています。(これを合理的配慮と言います。)
合理的配慮の具体例
- 障害のある人の障害特性に応じて、座席を決める
- 障害のある人から「自分で書き込むのが難しいので代わりに書いてほしい」と伝えられた時、代わりに書くことに問題が無い書類の場合は、その人の意思を十分に確認しながら代わりに書く。
- 意思を伝え合うために絵や写真のカードやタブレット端末などを使う。
- 段差がある場合に、スロープなどを使って補助する。
ヘルプマークとは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成されたマークです。このマークを見かけたら、電車、バス内では席を譲る、困っているようであれば声を掛ける等の配慮をお願いします。